ネパールでの実習最終日。
自分達の荷物をバンに詰め込んで一息をついていた時でした。
あれ?Mちゃんいなくない?
さっきまでそこで水を片手に手伝いもせず突っ立っていた5年生の女性のM先輩が突然姿を消したのです。
トイレ行ってるんじゃないですか?
そうは言いつつ誰もどこにいるかわからない様子。
若干みんなソワソワしながら探し始めます。
ホテルの中を探しても見つからない。
あれ…いない…?
場所はカトマンズ。治安が良いとはいえません。
やばい…
みんなあわてて周りを探し始めます。
向かいのお店の中、通りの端まで探します
道行く人に写真を見せながら見なかったかどうか聞いてまわります。
もうこの時にはみんな顔がマジになっていました。
昨日お寺に行った時、
乞食の人や目をギラギラさせた若者たちを見たのもあって妙にリアルに感じる犯罪の臭い。
僕はもう半泣きしていました。
先輩が人攫いに遭ってしまった。
財布落とすとかスマホ壊れるとかの方がまだマシ
もう一生先輩の顔見れないんじゃないかって
先輩がやばい組織に売られて一生帰って来れないんじゃないかって(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
今までの先輩との思い出が思い浮かびます。
僕らの焦りように気づいた現地でガイドをしてくれていたネパール人学生も焦り始めます。
一同、
やばい…どうしよう…
警察に電話するか……
M先輩:おーい、あそこにちっちゃいお店あったよ〜
早く来てとばかりに小走りでこっちにやってくるM先輩。
おおおおおおおおい( ゚д゚)!!!!
路地裏の小さい置物のお店を見ていたそうです。
安心して僕含めて何人か泣きました。
海外では自分の身の安全には気をつけようって話。
1人行動はやめようね
それでは!