休日は昼に起きてダラダラとYoutube。でも、月曜日の朝は、なぜか、疲れてる。
そんな土日も平日もコントロールできない自分の人生に絶望しながら、日々を過ごしているそこの20代のあなた。"このままでいい"とは思っていないけど、どうも改善方法がわからないそこのあなた。
今回紹介する本は、そんなあなたに読んでほしい”休日の過ごし方”の本です。もう少し具体的にいうと、”休日をどう捉え、仕事を含めた人生をどう豊かにするか"というヒントが書かれている本です。
わたし自身、本書を読んだことで、新たな意識が芽生え、行動を変え、仕事にコントロールされるのではなく自分の人生を自分の軸で進めている感覚を持ち始めました。それでは、わたしが実際に行動していることを含め、本書を紹介していきます。
書籍:世界の一流は「休日」に何をしているのか
「働き方」に関する専門家である越川慎司さんが書かれた「世界の一流がどう『休日』を捉え過ごしているのか」をテーマにしたビジネス書です。"仕事術"について書かれた本はたくさんありますが、この本は"休み方"について書かれている新しい観点の書籍です。
著者:越川慎司
株式会社クロスリバーHP
2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、業務執行役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社を設立し、約800社の働き方改革を支援。17万人の行動データをAI分析し、「正しい働き方」を年間200件以上のオンライン講座や講演で紹介。著書は8年で31冊、累計122万部を突破。『トップ5%社員の習慣』などが世界各地で翻訳され、ベストセラーとなっている。企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均98%、実際に行動に移す受講者は95%以上。テレビ東京、PIVOTやNewsPicksなどメディア出演多数。
世界の一流は「自己効力感」をあげるために休日を利用する

1番印象に残ったキーワードはこちら。「自己効力感」です。自己肯定感ではなく「自己効力感」。あまり聞き馴染みのない言葉ですが、人生を充実させるのに1番必要なものです。
「自己効力感」って何よ。
自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。
Wikipedia
"自己肯定感"は他人との比較とのもとに成り立つ自分のスキルや価値への評価からもたらされる感覚です。つまり、他人との比較が前提とした感覚ですので、ストレスレベルやハードルは高いものとなります。
一方、"自己効力感"は他人との比較ではなく、"自分ならばできると自分の能力や価値に自信を持つこと”です。ハードルは自然と低くなり、ストレスを感じる余地のない考え方です。簡単にいえば、「自分ならできる!」と自分を信じられる感覚が"自己効力感"です。
世界の一流が「自己効力感」を上げるためにしてること
本書では自己効力感を高めるために4つのアプローチが紹介されています。
- 簡単な目標を設定して、小さな達成感を得る
- 新しいことにチャレンジする
- 人とのつながりを大切にする
- 自己省察の時間を持つ
細かく説明すると長くなるのでここでは紹介できませんが、実際にわたしがこれらを踏まえて新たな試みを行いました。
わたしが実践していること

わたしは自己効力感を高めるために”小さなこと”から始めました。
日記と家計簿
就寝前のルーティンとして、日記と家計簿をどちらもエクセルでつけるようにしました。
日記については"今日の出来事"と"今日の点数(1~9段階)"をつける。家計簿については、支出を把握して"各項目のひと月の予算”を決める。日記と家計簿は簡単ですし、効果が見えやすいのでとてもおすすめな"小さな自己効力感を上げる方法"です。
山登り
お次は"山登り"。自己効力感を高めるのにうってつけな方法です。
山登りってきついですよね、しんどいですよね。わかります。何度「なんでこんなきつい思いしてまで登ってるんだ」って思ったことか。でもですね。山に登ると降りられないんですよ。なぜなら、ここまでもう登ってきてしまったから。そしてヒーヒー言いながら登った先には、”頑張った人しかここに立てない”っていう”達成感”を味わえるんです。
登山を始めたことで"山コミュニティ"にも参加しました。新しい人間関係にダイブしてみたのです。まったく違う背景をもった人や違う年齢層の人と付き合うことは新しい刺激となり、自分に新しい価値観を与えてくれます。
山登りは自己効力感が爆上がりする活動なんです。今後も続けます、山登り。本当に最高です。
英語トレーニング
わたしは英語アプリの"スピーク”を使ってます。毎日ほんのちょっとの時間をつかって練習をする。それを継続すると「英語を毎日やってる」という自信になるのです。
英語を話すコツは”自信”です。多少うまく話せなくても自信さえあれば会話できます。伝える意思さえあれば、自信なさげにもごもご言って臆病になりさえしなければ、英語は話せるのです。ある程度の英語力までいけば英語はメンタル勝負です。つまり”自信”です。これは"自己効力感”といってもいいでしょう。毎日のトレーニングが自信の芽を育てるのです。
文章(noteとブログ)
文章を書くのはこの本を読むまえから続けてはいたのですが、もっと計画的に目標を設定して書くようにしました。ただ漫然と書くよりも設定した目標を達成することのほうが、より"自信"につながると思って。
今後も書いていきます。わたしの文章や写真を見てくれる人と自分のために。いい情報を残せるように。
まとめ:世界の一流の"休日”を実践して"自己効力感"を手にいれる
目標を設定し、コツコツと積み重ね、達成感を得る。自己効力感を得るために必要なのは、この繰り返しです。最初は”自分でもできる”と思うことから始め、いつの間にか"自分ならできる”と思えるようになる。それが一流による一流のための"自己効力感の上げ方"です。
本書では、他にも”世界の一流が休日にやっている、もしくは、休日に絶対にやらないこと”がたくさん紹介されています。休日と仕事の捉え方、休みの具体的な過ごし方など、人生をよりよく進めるための"休日”について新たな観点を得ることができます。
参考例
- "ワーク・ライフ・ハーモニー"という考え方
- 世界の一流の働き方
- 家族愛、自己啓発、教養
- 働きがい、生きがい
- 仕事以外のコミュニティ
- 時間自律性
などなど…
体力も気力もある20代だからこそ、仕事もプライベートも、できることがある。この本に書かれている世界の一流の"生き方”を知ることで、華の20代がより充実したものになることは間違いないでしょう。
ぜひ、一度手にとってみてください。
きっと、仕事とプライベート、両方で成功する人生のガイドマップのような読書体験になるはずです。