本記事のテーマ
ワーホリで失敗しないために大切な考え方
今回は、私がワーホリ中に大金を失ってしまった失敗談とそこから学んだ教訓を紹介します。
大金を失った失敗談
私が大金を失った理由を簡潔に述べると、自分の目的に合わない仕事を選んでしまったからです。
詳細を説明すると、
経緯
- 「英語力を伸ばすこと」を目的にワーホリを利用してカナダに渡航(半年滞在予定)
- 2ヶ月目のバンフ滞在中(ボランティア参加中)にイエローナイフでのツアーガイドの仕事に採用される
- ツアーガイドのシーズンに合わせて以前から予約していた旅の計画(ホッキョクグマ観察)を変更する
- 働いてみると仕事環境がほぼ日本語で「英語力を伸ばせる環境ではない」ことに気が付く
- 仕事を辞めてバンフに戻る
つまり自分がカナダに来た目的、「英語力を伸ばす」という目的と合わない仕事を選んでしまったことで、イエローナイフまでの往復チケットや旅の変更料など無駄な出費が増えてしまったのです。この失敗が生んだ出費は合計$2,200。働き始めの1番お金がない状態だった私にとって、この失敗はとても苦しいものでした。
採用してくださった会社には大変ご迷惑をおかけしました。理由を話して退職を認めてくれたマネージャーや同僚には感謝しています。
※結局イエローナイフでは仕事と家が見つからず、唯一見つかったのがアコモ付きのバンフでの仕事だったためバンフに戻ることにしたのです。
ワーホリで後悔しないためには?
この失敗から得られた教訓がこちらです。
教訓
- 優先順位を明確にすること
- 最悪を想定すること
- 余裕を持つこと
優先順位を明確にすること
最も重要なことは、自分にとって1番大事なことは何かを明確にすることです。
私の場合は、英語力を最大限伸ばすこと。つまり、英語環境に身を置きながら英語を勉強することです。
もちろん優先順位は人によって違います。
オーロラやガイド業に興味がある人ならツアー会社は最適ですし、お金を稼ぎたいなら長時間働ける高時給なフルタイムの仕事が最適です。
私の場合「自然の中での仕事って面白そう!」という興味によって「英語を伸ばす」という本来の目的を忘れてしまったことが原因でした。
募集要項には「オフィス内は英語」と書かれていたので当初は安心していたのですが、24時間英語という本来の目的が叶わない可能性があるこの仕事は選ぶべきではありませんでした。実際オフィス内もほぼ日本語でした。
自分の優先順位に沿った仕事選びをしなければ、必ず苦しい思いをします。
まずは優先順位を明確にしてそれを死守することが大切です。
最悪を想定すること
次に、最悪の場合を想定することです。
先ほども述べたのですが、「オフィス内は英語」という文言だけを頼りに英語を伸ばせる環境と信じるのは安易すぎました
「オフィスでも英語を使う機会は少ないかもしれない」
→結局ほとんど日本語での仕事でした。
「日本人と相部屋になって帰宅後もずっと日本語かもしれない」
→ハウスメイトは全て日本人でした。
想像しうる最悪の状況を想定しておけば、仕事選びには失敗しづらいと思います。
日本人が7割の会社で日本語主体となるのは、今になって考えると当たり前ですね。
ちなみに私はワーホリで日本人と仲良くなるのを決して否定しているわけではありません。母国語で話すことは何事にも代え難いほど安心でき、心強いものです。
余裕を持つこと
最後は、失敗しても大丈夫なくらいの余裕をもつことです。
特に、金銭的な余裕は必ずもっておくべきです。
お金に余裕があるだけで最悪の想定がかなり明るくなりますし、何よりお金がなくなる精神的な負担から解放されます。
私の場合、1ヶ月先以降の生活費はイエローナイフでの稼ぎに依存していました。つまり生活費1ヶ月分しか余裕がなかったのです。
「早く仕事を見つけて稼がなければならない」
この状態だと理想の仕事に就ける可能性はどうしても低くなってしまいます。
理想はワーホリ期間中は常に最低3ヶ月無収入でも生きていける余裕を持つことです。
まとめ:ワーホリで失敗しないための考え方
ワーホリで大切なこと
- 優先順位を明確にすること
- 最悪を想定すること
- 余裕を持つこと
時には、1つの決断ミスで私のように大金を失ってしまうことがあります。ワーホリで何を成し遂げたいか、しっかり自分と向き合って決断することが重要です。
この失敗を経験した私は、英語を伸ばすための理想の生活について、そしてどんな仕事を選べば英語を伸ばせるかについて真剣に考えるようになりました。
皆さんの貴重なワーホリが失敗しないように、心から祈っています!