あの頃は楽しかったな、とか
これから将来大丈夫かな、とか
そんなことを考え始めるとどんどん悪い方向に進んでいってしまいます。
特に、1人でいる時間が長い時。
そんな時には、どう自分をコントロールすれば良いでしょうか。
不安をコントロールするための鍵
ネガティブな考えになってしまうのは、未来が不確実で今に対して疑問を抱いている時です。
自分は今面白い人生を生きていて、安心して前に進んでいるという、その感覚がないときにネガティブな思考になってしまいます。
でも、そんな状況はよく起こります。
ポジティブな状態が常なわけがありません。
だからこそ、悪い状況の時にどう今を捉えるかが、良い状態の自分を取り戻す鍵になってきます。
道標
私には大事にしている言葉が2つあります。
高校の担任がくれた言葉
努力は必ず報われる、それがいつかはわからないけれど。
これは高校卒業時に当時の担任が言ってくれた言葉です。浪人が決まった時にこの言葉をもらい、今でも時々思い出します。
きっと先生は受験に失敗した僕を慰める意味で言った言葉だと思いますが、私にとっては何かを努力するきっかけをくれる言葉でした。
なんで今これをやっているんだろう、と、頑張る動機を失いそうになった時にこの言葉を思い出します。
きっとどこかで役にたつ、そう思えるのです。
宮沢賢治の言葉
なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら、峠の上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。
二つ目は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の中で、幼い兄弟と共に死を選んだ青年に燈台守が言った慰めの言葉です。
幸せな結末につながっているのなら、辛い状況も幸せへのただの道のりで、結局大きくみたら幸せなことなんじゃないか。
峠を下っている最中に希望が見えないことも、確実に幸せへと向かっていると捉えれば幸せな人生のただのひと時なのかもしれません。
幸せか不幸せかは、今は判断できない
辛い思いをしている今は、間違いなく辛い。
他の人と比べて自分が惨めに思うこともあります。
でも、不幸だと思う必要はないのかもしれません。
どこかでこの我慢が報われる。
今の辛い出来事は幸せになるための布石。
そう思うと、なんだか、幸せな人生になるような気がしてきますね。