結論から言いますと、
【獣医師の初任給】は、
一般的な大卒者や修士課程卒業者よりちょっと高い
と言えます。
一般的な大卒者、修士課程卒業者の給与基準はこちらです。
厚生労働省の令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況：1 学歴別にみた初任給によると
大学院修士課程修了者の平均初任給は、238,900円。
大卒者の平均初任給は、210,200円。
今回はざっくりと
獣医師の給与水準を職種別に見ていきます。
僕が就職活動で得た情報や就職が決まった同期、就職していった先輩方の話をもとに紹介していきます。
①個々の会社や動物病院、地域によって違うということ
②獣医学生としての見解であること
を踏まえてご覧ください（額面の給与です）。
動物病院
動物病院は病院によって給与に差がかなりある印象です。
僕が求人情報や友人から聞いた話では、平均的な動物病院の初任給は23万〜25万円くらい。
高いところでは30万円のところもあるようで、友人が実習に行った愛知県のとある動物病院は初任給が40万円、とのことでした。
給料が高い動物病院は、基本的に勤務時間が長いという印象があります。
友人が行った40万円の動物病院も、朝早くから夜遅い時間まで働かないといけないみたいでした…。
企業は年収が高い
大手がどうか。外資かどうか。
製薬か食品か。それとも企業で働く臨床獣医師か。
それでも幅は結構あると思いますが、全体的に企業で働く獣医師は年収が高いところが多い印象です。
月給はだいたい25万〜30万円くらいで高め。そのうえ賞与もかなりもらえる可能性もあります。
動物を相手に仕事をしたい人の中で、企業を選ぶ人はあまり多くないと思います。
その中で、
企業ファームでは管理獣医師として動物相手に仕事をすることもできますが、その反面年間休日は少ないかもしれません…。
NOSAIは地域によってかなり違う
NOSAIの給料は、地域によってかなり差があります。
NOSAI鹿児島は獣医師手当含めて30万円ちょっとくらいです。(2022年時点)
北海道や鹿児島などの畜産県を除いて、だいたいの地域で24万~28万円の間くらいです。
地域によって獣医師の数も農家さんの数も違うので、働き方も場所によって変わります。
福利厚生に関してですが、NOSAIからの家賃手当で大きな家に数千円で住めることもあるそうです。
（あくまで聞いた話ですが！！）
詳しく知りませんが、個人的にはNOSAIは福利厚生がとても手厚いイメージがあります。
公務員
公務員獣医師のお給料は、だいたい手当を合わせて25万円くらいのようです。
給料は年次が上がるにつれて徐々に増加していくようです。
地方公務員か国家公務員か。また、配属先によって仕事も違うので働き方も変わります。
詳しい情報は実際に働いている人に聞いたり、実習に行ったりして確かめてください…！
【公務員獣医師の給与】について、詳しい内容が紹介されているサイトを見つけましたので紹介させていただきます。
まとめ：獣医師の給与水準
同じ6年制大学の医学部と比べたら雲泥の差ですが、大学院修士課程卒と比べたら、同じかちょっと多いくらいの給与は貰える獣医師。
あくまで業界の平均的な給与のイメージなので、個々の就職先を見れば、給料が良い動物病院やそこまで良くない企業もあると思います。
最優先はやりたいこととを仕事にすること、その上で給料や働き方に満足いく就職先を見つけられたらいいなと、個人的には思います。
今回の記事が
就活や進路を考える際の参考になったら嬉しいです！
今回はここまで！
終わり。
