先日、ふらりと本屋に寄ったときに目にとまった本があったので思い切って買ってみました。
「チーズはどこへ消えた?」という本です。
書籍「チーズはどこへ消えた?」について
こちらの本を簡単に説明するとこのような内容。
追い求めているもの(=チーズ)を手に入れるための考えかたを教えてくれる本
登場人物は2匹のネズミと2人の小人。
生きていくために必要な「チーズ」を求めて迷路の中に入ります。
ある日、苦労して手に入れた「チーズ」が突然消えてしまいます。以前の幸せな暮らしも「チーズ」とともに消えてしまいました。
そんな時、2匹と2人はどうするのか。
ここで描かれているのは、単純な思考しかできない動物と複雑な思考ができるがゆえに困難に陥る人間の対比、そして変化に対する向き合い方です。
「チーズ」= 「求めているもの」
ここからは私の解釈を含めて書いていきます。
物語の「チーズ」は私たちが求めているもの。
例えば、財産、恋人、理想の仕事、精神的な安定など。つまり「幸せ」につながるものです。
人生を豊かにする「チーズ」
これを手に入れたとき、私たちは喜び、幸せを感じます。
しかし、そんな幸せがずっと続くわけではありません。
満たされた時間は過ぎていき、不安や悩める時間がやってきます。
そんな幸せの象徴である「チーズ」がなくなったとき、私たちはどうすればよいのでしょうか。
「チーズ」がなくなったとき
今まで享受していた「チーズ」が突然なくなってしまったとき、その変化にどう向き合えばよいのでしょうか。
- 変化を受け入れる
- 常に事態を把握する
- 行動すること/変化することを恐れない
変化を受け入れる
まずはその変化を認めて受け入れること。
そこに「チーズ」はないのに、過去の幸せを引きずって現状にとどまり、次の行動を先延ばしにしていても状況は変わりません。
今まで居心地が良かったものが今後も続くとは限らないし、今までの方法がこれからも通用するとは限らない。
状況は変わり、ずっとそのままでいることはない。
自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
傾いた現状を受け入れて、行動を起こす意識を持つこと。
常に事態を把握する
「チーズ」は永遠にあるものではなく、いつか消えてしまうかもしれない。
そのときのためにアンテナを張っておくこと。変化に対応する準備をしておくこと。
このお話に出てくるネズミは「チーズ」の量を毎日確認し、日に日に量が少なくなっていることに気づいていたことで変化にいち早く対応できました。一方、小人は幸せな状況が続くと楽観視していたため「チーズ」の量を確認することもせず、突然「チーズ」が消えて対応が遅れてしまいました。
早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる大きな変化にうまく対応できる
変化を感じとる努力を行うこと。
行動すること/変化することを恐れない
変化することは大変だし面倒くさい。現状に期待している方がずっと楽です。
しかし、行動して現状を変える方が、現状を維持するよりも「チーズ」を手に入れられる可能性が高い。
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
変化に飛びこむ勇気を持つこと。
まとめ
自分の「チーズ」を手に入れるための行動をとる。
手に入れたあとは、その状況の変化をいち早く察知して、次の変化に対応する準備を怠らないこと。
そして変化を受け入れ、次の行動にいちはやく移ること。
欲しいものがなんであれ、これは共通していることのように感じます。
この行動原則にしたがって、いろんな夢や目標を叶えていきたいものです。
「チーズはどこへ消えた?」にはもう少し詳しい内容が書かれています。
ぜひ一度読んでみてください。きっと生きていく上で大切なことが読みとれるはずです。